藤原氏であろうが未詳
▼登場する主な章段
7竹生島詣・経正都落
(岩波文庫『平家物語』1999)
相変わらず地味な公式記録をたよりに、妄想の世界へ進んでいきましょう!
湖のはたに打出て、遥に奥なる島を見わたし、供に具せられたる藤兵衛有教を召して、「あれをばいづくといふぞ」ととはれければ、「あれこそ聞え候竹生島にて候へ」と申。(「竹生島詣」)それで竹生島詣にいくわけです。なんとセリフがあるんじゃないか、有教!
御室やがて御出あって(中略)召されければ、大床へこそ参られけれ。供に具せられたる藤兵衛有教を召す。赤地の錦の袋に入たる御琵琶持ッて参りたり。経正、是をとりついで…(「経正都落」)彼が青山をもって出てくるわけです。重要な役じゃないか、有教!
藤兵衛ありのり あんゑもんもりのりだって。…そのままじゃないか!ていうか、守教さん。無視しちゃってごめんなさい。
つね正の侍なり